今回は非常に印象深い作例をご紹介いたします。 Podeaは基本的に日本国内のみの販売ですが、数台日本国外で使われています。 そのうちの1台は、遠く離れたカンボジアで静かに粛々と動いています。
| 使用機種 | Podea-01 |
| 仕様素材 | ココナッツボタン (各写真はCambodia Cotton Clubから借用) |
刻印するデザインは支給いただいたデザインファイルを使用し加工しました。ボタンタイプの穴が開いた素材もあったので、こちらは5線譜のデザインを焼きこんでみました。
ココナッツの殻は基本的に平面性がないため加工は少し難しいのですが、レーザーとは相性が良いため綺麗に彫刻が出来ました。
ココナッツは南国では大量に廃棄するほど存在し、中身を取った後は大量にあふれる程あるため”ほとんど価値が無い”素材でした。そのような無尽蔵にある素材も、生活の一部に入っていくような転用をすることで大きな付加価値をつけることができます。
土に返るだけの無価値だったココナッツの殻は、デザインや携わった人の思い、商品そのものの美しさ・素朴さが付与され、その根底に流れるストーリーは手に取る人に伝え喜びや楽しみをもたらすことでしょう。
なぜカンボジアでPodeaが使われることになったのか?
そこには激動の人生を歩む一人の日本人がいました。
今回の主人公は8年程前にひょんなことから地雷だらけのカンボジアで活動を開始し、綿花を育て、糸を紡ぎ、布にして・・・一つのサスティナブル(持続可能)な産業を根付かせようと死に物狂いで活動し今も継続的に活動されている、古澤敦さんという方です。
"Cambodia Cotton Club"という名称で活動しています。
とても作例のページでは語りつくせないほどの多くの活動をされています。活動の軌跡はこちらのフェイスブックで見ることができますので、是非ご覧いただければと思います。https://www.facebook.com/CambodiaCottonClub
2015年8月現在、8年間の積み上げられた活動の一つの成果として、"CambodiaCottonClub"は製品をリリースする直前の段階です。
綿花を育て、収穫し、糸を紡ぎ、織り込んで布にし、染色を行い、ストールや服飾品に仕上げていく。
そして、最後はマーケッティング・パッケージング&国際輸送まで・・・気の遠くなるようなプロセスを経てゴールに向かっています。最初から最後まで責任を持ってプロダクトを推し進めるという姿勢はPodeaと通じるところがあり、強く共感しています。
近いうちに日本でも素敵な製品がリリースされることでしょう。
Podeaは製品に取り付けられるタグの彫刻の役割を担っています。
8年間積み上げられたあらゆる苦労に比べるとPodeaが出来ることは非常に微力です。
それでも"CambodiaCottonClub"ブランディングの一部に役立てたことは大きな喜びです。