アルミ製の弁当箱の高速彫刻:ファイバーレーザーマーカーのご紹介

使用機種Stella F20
使用素材弁当箱(アルミニウム) サイズ:162×115×38mm
加工時間33秒
使用ソフトウエアCorelDRAW、WEBUI(Windows)

Stella F20はPodeaとしては初のファイバーレーザーを使用した金属専用マーキングマシンです。
鉄・ステンレス・真鍮・アルミ等の金属素材に高速にマーキングが可能です。
今回はシンプルにアルミ製の弁当箱に彫刻をしてみました。

アルミ製弁当箱への彫刻

下準備

アルミ製の弁当箱に合わせてイラストを用意しました。ガルバノマーキングは高速ですが加工エリアが狭いため​最大でも70~90㎜角の範囲でデータを作る必要があります。

加工データ準備

​加工開始前に…

Stella F20で搭載されているファイバーレーザーについてご紹介

ファイバーレーザーの仕組み

ファイバーレーザーとは…

金属マーキングには1064nmの波長を中心とするレーザー光が多く使用されています。古くはYAGレーザーが使われていましたが、現在は光ファイバーとレーザーポンプダイオードを使用することで小型・高効率・高寿命になったファイバーレーザーが主流になっておりStellaシリーズでも採用されています。

ファイバーレーザーは目に直接当たると失明の危険があります。Stellaシリーズでは安全性を最優先し、OD6+以上の保護ウインドウが採用されています。

ファイバーレーザーの仕組み

ガルバノとは・・・

レーザーの光を運ぶ手法の一つでガルバノスキャナ方式をStellaシリーズは使用しています。もとは電流計のガルバノメーター(galvanometer)を開発したルイージ・ガルヴァーニが名前の由来です。ミラーを回転させることでレーザーの光をコントロールしますので加工範囲は狭いですが加工スピードが圧倒的に速いのが特徴です。

ガルバノのスピードの差を具体的に体感できる作例については こちらをご覧ください

テスト加工

アルミの端材でテスト加工を行いながら、最適なパラメータを調整していきます。

加工パラメータメモ
彫刻パワー70
彫刻速度250
Yスキップ5
繰り返し加工1

実加工

Stella F20でアルミニウムに彫刻します。​一連の流れを動画にしましたのでご覧ください。

まとめ​​

いつもの事なのですが、作例は一品ものの加工です。位置合わせの際に加工しようとする素材そのものが加工領域を大きく超えて位置合わせにてこずる問題が発生しました。これについては寸法を測りながら位置合わせを行い解決しましたが、同じものを何個も加工する場合はテーブルにねじ穴がついているため、位置決めジグを作ることをお勧めします。

今回はファイバーレーザーの作例が初というのもありますが、安全を優先しすべて撮影中も蓋をして加工をしています。レーザーはどの種類でも一定以上の出力がある場合、目にレーザーが直接当たると失明の危険があるため、レーザーの波長に最適な保護パネルや保護メガネは必須です。

Podeaの設計は基本的にレーザー加工機が初めての方やホーム・オフィス等工場以外の一般的な方が居る環境でも導入することを想定して安全性を最大限に高くなるように設計を行っています。

何よりも安全が最優先、Podeaの基本思想です。

安全なレーザー加工
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