食品へのレーザー加工は食味が悪くなることと焼き印のような加工が難しく積極的にはやっていませんでした。
今回は焼き印に近い加工ができるテクニックを発見したため作例としてご紹介いたします。
| 使用機種 | Stella C10(ガルバノマーカー CO2レーザー 10Wモデル) |
| 使用素材 | チーズケーキ(約150㎜円形、加工範囲約70㎜角) |
| 加工時間 | 約1分 |
| 使用ソフトウエア | CorelDRAW |
今回は埼玉県深谷市のイメージキャラクターのふっかちゃんのデザインをお借りし、申請して使用しました。
申請が通れば商用にも利用できるようです。今回はレーザー加工の加工例として利用させていただきました。
ものすごい数のかわいいデザインがあるのですが、今回は一つ選んでレーザー加工機用のベクターデータに変換して完成です。
食品に加工する上で非常に大きな問題点としては主に2点あります。
1)食味が悪くなる。
2)レーザーでは焼き目ではなく熱源エネルギーが高すぎることによる焼き飛ばし(消失)が発生するため、きれいに加工するためには?試行錯誤が必要。
逆にこの問題がクリアできれば食品向けの加工も可能性が広がります。
かなりいろいろな方法でパワーを振ってみましたが、結論として、一点に集中させずレーザーのエネルギーを分散させ、焼き飛ばさずにうまい具合に焼き印のように加工することができました。食味も悪くなく、この加工条件で本番加工に進みます。
| 加工パラメータメモ | |
| パワー | 80 |
| 彫刻スピード | 500 |
| スキップ | 8 |
加工用のセッティングが完成すればもう加工するだけです。動画で加工状況をご覧ください。
使用したチーズケーキの表面はきめ細やかで、裏面はスポンジのような仕上がりですので、裏と表でどのような違いがあるか興味があり裏面も表面と同じパラメータで焼いてみました。
結論としてはスポンジのような雰囲気のまま表面と同じように焼けました。
表面がつるっとしたものではなくても、イメージとして食パンのようなものでも十分マーキングが出来そうです。
食品加工は不定期に案件として出てくる内容です。マカロンにレーザー彫刻で話題になったこともあります。
ただ、同じマークをひたすら行うのであれば焼き印で本当に充分です。
お客様にとってレーザー加工機がメリットにならないパターンであることが明白な場合。
時にはレーザー加工機をお勧めしないことがあります。食品の場合は特にその傾向が強いカテゴリでした。
レーザー加工をする場合、一つ一つに違う内容に対応できる内容でなければ、いずれ使われなくなってしまう可能性もあります。
食味が悪くて続かないという可能性もあります。一つ一つの問題点を丁寧に解決していかなければ継続的な需要も難しいと思います。
今回はその問題の一つである焼き印に近く、食味も悪くない加工ができたのは一つ大きな成果だったと思います。
Podeaはこのようなノウハウの一つ一つの積み上げを日ごろから行っています
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